小説 煙草と銃口の煙は。 「銃なんか、握るな。刃なんて、むけるな」 そう言ってくれた人が居た。 もう、何年も前の話になるわけだが。 今日も今日とて、薄汚れた建物の影で、座ってふかす。 掃きだめのように、腐り荒み切ったこの町で。 ... 2022.03.26 小説短編
小説 ヘルラジオ どこかで、聞いたことがあるだろう? この世界には、常識では考えられないものが、ひそかに存在しているって。 これは、僕がそんなものに触れた時の話。 改めて、不思議なものが存在したのだなと思わざるを得ないものだ。 ... 2022.03.21 小説怪奇ノ夜話
禁忌の召喚者 第二十六話 Who is Taboo summner 散乱した、研究室。 脱走した獣を追いかけ返り討ちにあった者達の絶叫が、Fencer基地内の人々の耳に響いていた頃。 獣が封じられていた部屋に、隠れるかのようにたたずむ影があった。 グリードである。 グリードは、... 2022.03.13 禁忌の召喚者
Uncategorized 第二十五話 力 血に染められた、前足の主。 この世の者ならざる姿をした獣の瞳は、正面を見据えていた。 獣が吠えると、前足で床を蹴り突進する。 正面へ向かう、その眼に理性等無い様子だった。 腹を抑え、倒れた麓を抱えつつ快は獣を睨む... 2022.03.06 Uncategorized
禁忌の召喚者 禁忌の召喚者 第二十四話 暴 開けられた扉の前に広がる、風景。 それは、軍事基地を彷彿とさせる空間だった。 巨大な建物の前の両脇には、攻撃ヘリが横二機ずつ一列に並んでおり、ヘリの後ろでは無数の装甲車が駐車されている。 ヘリには、青と灰色の迷彩が施さ... 2022.03.03 禁忌の召喚者