禁忌属と呼ばれる、世の理全てからかけ離れた強大な力を持つ者達は、それぞれ”混沌の主”と呼ばれる脅威度、総合脅威度を誇っている。
故に、冥界・天界・魔界・地上界……………………あらゆる世界において、発生した時点で危険な存在として扱われる。
また、激しい特定のものに対する執着感情と膨大な潜在能力、凄惨なる傷が重なった時に”禁忌”として目覚めるという。
そして、原初の強大な属性である光と闇を超越した独自の属性を持っている。
その数は、現在九体確認されており、強大な総合脅威度、既存のあらゆる魔術を扱うだけでなく独自の力を備えている。
独自の力は、魔術や特殊な技能とは異なる概念であり、禁忌の存在を知るものからは”禁断権”と呼ばれる。
禁断権は、魔術やあらゆる技能では不可能な事象を引き起こす事が可能であり、使う力によって名称がつけられている。
名称は、それぞれ禁忌が誕生した時代の言語でそれぞれ意味を成しているという。
現時点での禁断権に関するその他の詳細は不明ながら、魔術師の権威によると、禁忌らの肉体に封じられた全ての力を使うとも言われる。
特殊な例として、禁断権を複数もつ者も居る。
なお、番号は魔術師の中の権威―――――通称”全テノ禁忌ヲ覗キ視シモノ”によってつけられた、≪相応しい≫数を番号としてつけられる。
禁忌属それぞれについた異名は、目撃者や禁忌を崇拝する者達によってつけられたものである。
一定の時間軸・次元・世界に留まっている禁忌属
零番 人造混沌魔人 禁断権 ≪消滅スラ赦サヌ消失≫ ≪我ガ欲シタ永久ナル解放ノ果テ≫
捌番 混沌ナル嘗テ人ダッタ者 禁断権 ≪氷解、誰ガ為二≫ ≪冥府ヲ繋ギシ我ガ手、意思掴ミシ君ラノ手≫
拾伍番 悪毒混沌 禁断権 ≪不可解・涙ハ君ノ血液カ≫ ≪不条理・嘲笑ウ視線≫ ≪絶望・幻二消ユ笑顔≫ ≪崩壊・望マレヌママ≫ ≪理不尽・淘汰搾取ノ奴隷ヘト≫ ≪罪過・懺悔ノ十字架二縋リ≫ ≪苦行・偽リナクアナタノ為≫
拾玖番 人造混沌魔人 禁断権 ≪我ガ血肉ハ光也≫ ≪冒神ノ光≫
貳拾壱番 光ヨリ闇ヨリ深キ混沌 禁断権 ≪跪ケ、余ノ前二≫ ≪魔王ノ舞踏≫
存在が確認されたが、現在どこの時間軸・次元・世界に存在するのか不明の禁忌属
肆番 光聖混沌大帝 禁断権 ≪永久ナル英雄ノ系譜≫
陸番 売魂ノ混沌武者 禁断権 ≪絶空弧・魔断≫
???番 ??? 禁断権 ≪運命ハ我々二アリ≫
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