禁忌の召喚者 第八話 開幕のprelude 鳴らすは今宵のpurpose

 何の変哲もない、民家にあがり、快とその仲間たちはちゃぶ台を挟んで会合する。

それは、真夜中のことであった。

重々し気に話すソロムの表情には、事の重大さがおもむろに現れていた。

「天使と悪魔…………両方の力を持ってるってどういう事?」

快はソロムに顔を合わせながら、言った。

「そのまんまの意味だ。正確に言うなら、天界に居る中で有名な奴が持ってる強力な光の力と、逆に魔界の有名な奴の持ってる闇の力を内包している」

ソロムが言うと、隣のアイネスはそれに続いて話す。

「魔力がちょっと回復したから、分析魔術を使ってみたのだけど…………気を付けたほうがいい」

 アイネスは、快に目を合わせつつ頷いた。

快が何かを言おうとした瞬間、背後の襖が開く。

そこから現れたのは、湯気の沸き立つ四杯のカップ麺を持った”そう”の姿だった

「はい、皆さんお待たせしましたよっと」

 そうは座り込み、ちゃぶ台に四杯のカップ麺を置いていく。

快、アイネス、ソロムの三人は置かれたカップ麺を覗いた。

三人はカップの中のスープはそれぞれ茶色・赤色・薄肌色・半透明と分けられている事から、味が違う事を察する。

「お先にどうぞ、うちは残ったの食うんで」

 そうが人数分の割り箸をちゃぶ台に置くと、三人は一斉に顔を見合わせる。

「辛口は俺がもらうぜ、文句ないな?」

ソロムが一番先に二人に言うと、アイネスと快は頷いた。

「やりい」

それを確認したソロムはそうの前に置いてある箸を割り、勢いよく麺を啜った。

「………ね、快。僕味が濃いの好きだから………多分これが好きだと思うんだ」

 アイネスが指さしたのは、茶色の味噌ラーメンだった。

快は、それを見て顔をしかめる。

「それ、僕の狙ってたやつなんだけど…………!?」

「あっ、どしよ」

ソロムは麺を啜りながら、指を立て互いの顔に視線を送る二人に言った。

「ちゅぽっ……もにゅもにゅ……じゃんけんで手っ取り早く決めたらどうだ?」

お互いは、拳を構える。

「いくぞ、こればっかりは譲れないからさ……………!」

「いくら快でも、手加減しない」

二人は声を合わせ、手を出す。

「「じゃんけん!!」」

「お?」

「ん?」

そうとソロムが眺めると、二人の勝敗は決定付けられていた。

快がパーなのに対し、アイネスはグー。

快は勝利し、ガッツポーズを取り味噌ラーメンを勝ち取った。

「やったぁ!!」

快が笑って味噌ラーメンのカップを寄せると、アイネスは無表情に近くも、少し残念がっているような様子でいた。

「……しょうがないなぁ、ほら」

快は一瞬目を瞑ると、箸を割った後、カップをアイネスに渡す。

「え?」

アイネスがそれを受け取ると、快は手を伸ばし、薄肌色をしたスープを手に取った。

「気が変わった」

「じゃあ、いただきますっ!」

それだけ言い、快はスープを飲む。

「いい兄ちゃんだね、あれ? どっちが弟………?」

そうはそのやりとりを見て微笑み、手に持った酒缶を開けながら言っていた。

「あ、こいつらは二卵性双生児。白い方が兄だぜ」

ソロムはスープを飲み干し、そうに答えた。

「へぇ」

そうは適当に返事し、酒を飲みながらぽつりと残されたカップ麺を開ける。

中身を食べつくしたカップを握りつぶした後、ソロムは快とアイネスに耳打ちした。

「麺と具は食えないんだろ? だったら俺がもらうぜ」

「解った」

快は頷く。

ちゃぶ台の上に、空になったカップを各々が置いていくと、快がそうに尋ねる。

「あの………」

「ん? 寝床なら用意するよ」

そうはどこかへ行こうとするが、快は引き留め話を続けた。

「そうじゃなくて………そうさんって……………」

「何?」

そうが座り込み、快が次の言葉を出し渋っていると、話しを聞いていたソロムが横から割って入る。

「なぁ、単刀直入に言うが、あんた天使や悪魔に心当たりは無いか?」

ソロムの方へ快が顔を向けると、ソロムはそうへ鋭い視線を向けていた。

「えと、何のことっすかね…………ささ、布団布団…………」

立ちあがり、話しを遮るそう。

そうを再び引き留めようと快は手を伸ばすが、すぐに襖が閉められ、問いは強制的に終えられてしまった。

「……隠したくなるのも当然か」

アイネスは、呟く。

「かといって、見るからに一般人っぽいし、魔術師の家系だったとしても手荒な真似はできないしな……」

ソロムが反応し、顎を擦っていると快は立ちあがった。

「じゃあ、僕の指輪で軽く測定してみる」

快は、そう言って後ろを振り返り、襖を開ける。

「おい、油断するなよ。いざとなったら、俺の手を借りる事になってもいいからな」

ソロムは左手の人差し指をくいくいと曲げたり伸ばしたりして、快を見送った。

(ブラックジョークが過ぎるって。…………さて、二階かな)

襖を閉め、快は二階へと足早に向かっていく。

すると、布団を何者かの影と一緒に持ってきているそうの姿が見えた。

何者かの影は、階段と布団に隠れており、一階からは見えない位置に居る。

(よし、指輪を………………!)

快は指輪を二階の正体不明の影へと向けた。

向けた指輪からは、ホログラムが飛び出し、読み取った情報を高速で映し出していた。

(表示がどんどん切り替わっていく………アイネスの話とソロムの話を合わせるなら、大体二体と一人分の脅威度が表示されるはず……………)

快は指輪を覗き、表示された脅威度を読み取っていった。

(影……の方は物理力 D 肉体 B 知識 A 知恵 B 瞬発力 D 魔力 B 再生力 D 総合脅威度 B 要警戒 …………これまでの敵と比べるとまだいいかな)

(次に表示されたのはそうさんの脅威度かな…………? 物理力 B 肉体 C二 知識 X 知恵 Y 魔力 W二 総合脅威度 C二 危険 ………?)

示された値に、若干の疑問を抱きつつも快は元の部屋へ戻った。

「お、どうだ?」

ソロムが訊く。

快は、座りこみソロムに報告した。

「そうさんの隣に、誰かいた。総合脅威度はB。瞬発力と再生、物理力はDだけど、知識はAで、魔力と肉体がB。で、そうさん自身の総合脅威度はC二だった」

「やっぱ、アイネスの分析魔術より正確だな」

笑ってソロムがアイネスへ顔を向けると、アイネスは若干眉をひそめる。

「冗談はさておき、物理と瞬発力がDか。Dの脅威度的に考えれば、一時間あれば素手で複数人の殺害が可能。魔力と肉体がBか、Bの脅威度は一時間で国の制圧ができる。高位の魔族と見たが、問題はそこじゃあねぇ」

「一般人の癖に、総合脅威度がC二……普通に考えてありえないぜ。快、どことどこが高かった?」

快に顔を再び向けると、快は思い出しながら語った。

「えっと、肉体がC二、物理力がBだった。知識と知恵、魔力はなんかしょぼかったけど」

語ると、ソロムは更に食らいつく。

「しょぼい? 正確に言ってくれ。脅威度はアルファベットと一から三までの数字と組み合わせて計測されるそいつの強さだ。わかってるだろう? ZとXじゃ大きく違うんだぜ」

食らいつくソロムに、快は困惑した様子をみせながらも答えた。

「知恵がY、知識がX、魔力がW二だけど………………」

「…………知恵、知識、魔力の値が現代人のレベルじゃあない。昔ならあり得たが………問題はその肉体と物理力。B二つったら中小国家の武力を相手どって勝てる位だぞ…………?!」

訝しむソロムに、アイネスは言った。

「天使の力を持ってるから、とか………?」

「かもな」

ソロムが頷くと、快の背後の襖が開けられる。

「はい、お布団持ってきましたよっと」

快はそうに渡された布団を受け取り、ちゃぶ台を動かして広げた。

「ヨイショ…………っと」

二枚の布団を四人がかりで広げ終えると、そうは腰に手を当てて息を吐く。

「ふぃ、これでおっけーっしょ……………じゃ、うちは二階で寝るんで、おやすみなさいっ」

そうが立ち去ろうとすると、快はその後ろ姿に語り掛けた。

「あの、そうさん…………布団を持ち運ぶ際に、誰かと持ち運んでませんでした?」

快の言葉に、そうは一瞬肩を竦める。

「…………きっと、疲れてるんだよ。もう寝な?」

微笑んで返すそうに、快は続けて言う。

「……じゃあ、この怪我の本当の理由と、僕らの事を言ったら………信じてくれますか?」

快は、袖で隠していた左手を見せた。

人差し指の欠けた、最も大きな怪我を。

そうは、その左手を見て目を大きく見開く。

「………これ、犬に食べられたんじゃないんです。この怪我も、悪魔にやられてこうなったんです」

「………まじかよ。どうなってんだよ……………?」

そうがひざから崩れ落ち、快の右手に触れまじまじと見つめると、そうは口を開く。

「…………どうなってんだよ、悪魔って、基本刺激しなきゃ無害な筈じゃ…………」

「? そうさん、悪魔を知ってるんですか?」

アイネスは問う。

「あー………だーもう面倒くさい! 出てきて、アムドゥ!」

天井に向かって、そうが叫ぶと、天井から黒い影が音も無く現れる。

ソロムを除いた二人は、その影に向かって身構えると黒い影からニヒルで渋い声が聞こえてきた。

「お客さんだろう、何、怖がらないで………ワタクシ、アムドゥシアスと申します。爵位は尊き卿、以後お見知りおきを」

影が天井から落ちていくと、影は額に一本角を生やした、緑と白の髪色の目立つ青年の姿へと変わっていく。

やがて、その姿をはっきりとしたものに完全に変えると青年は快の前でお辞儀をした。

「あ、どうも………」

快も釣られてお辞儀する。

「で、社交辞令は済んだかよ。シンプルに言うけどさアムドゥ――」

 そうがアムドゥシアスに寄ると、アムドゥシアスの顔色が豹変していった。

次の瞬間、アムドゥシアスの服の襟をそうは両手で掴み、持ち上げた。

「どういう事だよ! 悪魔属って子供襲わねぇんじゃないのかよ! こんなの無いっしょ!」

両腕を揺らし、アムドゥシアスに尋問を仕掛けるそう。

「あいたたた! 暴力反対! 大体人間に対するイメージの違いも文化の違いもあるから一概には…………だから苦しいってそう君!」

快は、アムドゥシアスとそうの間に割って入り、そうの服の裾を揺らした。

「ちょっと、痛がってるじゃないですか、止めてあげましょうよ」

 快の声を聞き、そうは我に返った様子で両手を離した。

「おっと、悪い。…………ってかなんで悪魔見ても、そんなビビッてねぇの? 普通驚くっしょ」

そうの問いに、快はポケットにあるカードを見せて答える。

「僕も一応、悪魔と契約してるので。なんなら契約悪魔と挨拶します?」

「お、おう………見てみたいには見てみたい」

快は、カードを真正面に掲げた。

「いでよ、ユンガ・テネブリス!!」

唱えると、町場での戦闘で見た稲妻と共に魔法陣と三角形が現れ、轟音と共に三角形からユンガが出現する。

現れたユンガは、腹を抑え口許から血を流していた。

「っく!はぁ…………………はぁ……………間一髪だった」

 倒れるユンガを前に、一同は驚いた。

快は、ユンガに寄り、周囲の全員に言う。

「安心して、この方は僕と契約してる悪魔だよ」

ユンガの姿を見て、アムドゥシアスはひれ伏した。

「ゆ、ユンガ様!!」

「うぐっ………アムドゥシアスこそ、何を」

 ユンガがアムドゥシアスに視線をやり、ふと横を見た時―――。

ユンガは体勢を整え、ソロムの方へ爪を向けた。

その爪は、首元へまっすぐと向けられていたが、ソロムの手によってすぐさま止められ微動だにできずにいる。

 快はその様を見て、ユンガのマントの裾を引っ張り止めようとした。

「待って、何をするんですか! この人は仲間ですって!」

「ここまで追ってくるとは、なんて執念だ……………ぐはっ!」

 床を、血で汚しユンガは再びその場で崩れる。

「えっと……………どういう事なんだよ」

 快はユンガを抱えながら、そうにこれまでの経緯を話し始めた。

「僕は、ある病気に罹ってるんです。その病気の原因が、天使や悪魔、偉人や妖怪が跋扈する原因でもあるらしくて」

「それを倒して、探すために、力を合わせているんです」

快がそう言うと、ユンガが反応を示すが、ぼそぼそと小さな声で呟いていた為聞こえず、虚空へ消えた。

「なるほどな…………で、悪魔の世界の事情を知りたいとこだけど………これじゃ聞けないか。その、ユンガさん? にも休んでもらおう」

 そうはユンガの姿をまじまじと見つめながら、言う。

「よくよく見ると、けっこー可愛い顔してるじゃん。ユンガさんって」

そうの言葉に、すぐユンガは頭を起き上がらせた。

「僕には妻がっ!!!」

勢いよく、互いの額と額がぶつかりあい、ごちりという音が鳴る。

「「いたっ!」」

そうとユンガがほぼ同時に頭を抑え、悶えると周りは爆笑した。

 それから、時間にして約二〇分が経過した頃。

快は、全員にユンガの紹介を終え、一息ついていた。

「……なるほど、いきさつはわかった。で、なんで悪魔達は人間に危害を加えるわけ?」

そうはユンガの頭に生えた角に包帯を引っ掛け、まきつけながら問うと、ユンガが返す。

「今回…………というか、四十年前からこの事態に乗じて、人間に対して敵対する過激派の魔族が地上で暴れ回っているんだ」

「へぇ、四十年も前から…………」

そうは包帯を巻き終えて、背中の緊張を解き座り込む。

「凄い怪我してるけど、何があったのですか」

アイネスがユンガに寄ると、ユンガは瞳を鋭く尖らせた。

「……………全ての元凶。黒幕が見つかったんだ」

「「「!?」」」

 全員、一斉に目を丸くする。

「確かに、ソロムさん? だったけ……その人には似ていた。でも、よく見れば全く違う外見をしていたんだ………」

 ユンガは俯いて、答える。

 満身創痍のユンガに、快は飛びついた。

「どこで見つけた!? 一体どんなところで! いつ!」

「落ちつけ、快」

慌てる快に、ソロムは雑誌を投げつけ当てた。

「いたっ」

「…………なるほど、大方”元凶の一つ”の予想が付いた。ユンガとか言ったか? 俺にそいつの居場所を教えてくれ」

 ユンガは、しばらく黙った後やっと口を開いた。

「あれには、誰も勝てませんよ。誰も……………糞っ!」

 ソロムは、立ち上がり歩み寄って、ユンガの隣に座り込む。

歯を食いしばるユンガの肩に、ソロムは手を置いた。

「大丈夫、俺にそいつの居場所を伝えてくれりゃ、とっとと倒せる。むしろよく頑張った、あいつを相手にして」

 ユンガは、手を振り払った。

「あなたにはわからんでしょうね、妻をさらわれた者の気持ちが。そして、その上、助け出すこともできなかった者の無念が」

ユンガが涙を流すと、ソロムは目を閉じ再び開く。

「では、俺と一緒に行くか。俺の因縁の相手でもあるわけだしな」

「ちょっと待って、僕らはどうするんだよソロム!」

 快がソロムの顔を見合わせると、ソロムは真剣な表情で伝えた。

「最初から言った筈だぜ、元凶は二つあるって。一つは、ユンガと俺で何とかしよう」

「お前は、もう一つの元凶を探れ」

快は、それを聞き渋々その場から引き下がった。

「…………うーん、これって要するに所謂”普通”の人間にはできなくて、バレちゃ騒動になる感じの事っしょ?」

 そうが頭を掻きながら言う。

「そういう事。だから、そうさんは多分、その悪魔と静かに暮らしてていいと思う」

アイネスが反応を示すと、そうはにやりと笑った。

「”静かに”? ……………ケッ! アッハハハハハ!!」

「うちの職業的にも、性分的にも静かにってのは似合わねぇんだわ!」

笑い終えると、そうはズボンのポケットから、ギターを弾くためのピックを取り出した。

「全部秘密明かしてくれたわけだし、うちの本当の姿も見せてやるよ! 来な! アムドゥ!」

アムドゥシアスが呼ばれると、アムドゥシアスは立ちあがり、そうは足を大きく振り上げた。

振り上げると、ズボンの裾から何かが飛び出した。

「! あれは印章封印札シジル・カード!」

アイネスが反応する。

カードが宙を舞い、それを片手でキャッチすると、そうはピックのある人差し指を曲げ、カードをギターの様に見立てひっかいた。

やがて、そうの体は、快にとって見慣れた衣装に変わっていった。

「………なるそーでオナジミ、鳴深 棕だぜ!!」

 その姿を見て、快は唖然とした表情で顎の力を抜いていた。

「うちの音楽と衣装はちょっと特殊みたいでね、悪魔の力が宿ってるんだ。もしかしたら、うちも協力できるかもよ」

「ワタクシが幼いころからプロデュースした子ですのでね、きっとあなた方の問題も解決できましょうぞ」

 アムドゥシアスが微笑み、棕は屈託のない笑みを浮かべるていると―――。

快は、感激した様子で両手を合わせて拝んだ。

「今ならもう死んでもいい…………」

「快、ちょっと、ちょっと、そこまで行くと旅終わるから」

 アイネスが突っ込み、快は我に返って棕に訊ねる。

「あの、なんで…………協力してくれると?」

 棕は快の頭をがしがしと撫でながら言った。

「悪魔と一緒に暮らしてる身としちゃ、他人事じゃないしね」

「それに、この町はなんだかんだ言ってうちの故郷だ、となれば変な奴らから守るしかないっしょ」

 戦う守護者達は、集った。

元凶へ一歩近づき、各々は決意を胸に夜明けを過ごしていく。

片や”銀髪の怪物”とまた別の原因とは何かを探り。

片や、”銀髪の怪物”を追い詰める。

前進していくごとに、深まる謎は今や解明へと限りなく近づいていた―――。

~新登場キャラ紹介~

鳴深 棕 物理力 B 肉体 C二 知識 X 知恵 Y 魔力 W二 総合脅威度 C二

職業 バンドマン

性別 中性

身長 身長 一八一cm 体重 五一kg

年齢 二七歳

好物 タバコ チューハイ 

好きなもの ロック系・ヘビメタ系音楽

プロフィール 幼い頃に悪魔と出会い、契約を交わした契約者。

音楽を愛しており、同じ音楽を愛する仲間である、作曲した曲に力を与えるアムドゥシアスと相性が良い。

アムドゥシアスとは、二四年の付きあいだが、契約から付き合いに至るまでの経緯をあまり話したがらない。

作曲のセンスがとても高く、彼の作り歌う曲のCD売り上げは常に初週で約六万枚以上を叩き出す程である。

主に十代から二十代にかけてのファンからの支持を受けており、ファンの間ではなるそーと呼ばれ親しまれている。

最近の悩みは、”ステージ上での衣装と普段着のデザインギャップが凄いので衣装を着ないとなるそーと認識されない事”だそう。

天使の力も宿していると言われているが……………?

アムドゥシアス 物理力 D 肉体 B 知識 A 知恵 B 瞬発力 D 魔力 B 再生力 D 総合脅威度 B

爵位 悪魔属尊き卿デューク

階級 悪魔属大佐

種族 悪魔属

身長体重(上記画像時) 一九〇cm(角含め) 体重 八一kg

正体 ソロモン七二柱に数えられる魔神の一体。

樹木を自由自在に曲げる念動魔術が扱えるほか、音の旋律に自らの魔力を付与する事で聞いたものに身体強化・弱体化を施すことができる魔術を使用する。

また、魔界でも屈指の音楽好きと知られており、それ故音楽に関する知識が膨大。

その知識を以て、幼いころから棕を徹底的にプロデュースし続けている。

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